Data Lab
100mからマラソンまで、記録を横断して読み解きます——ペースと速度、記録が生まれた時代、日本と世界の距離、そして記録を持つ国と選手。
種目別の世界記録 — ペースと時速
各種目の現行世界記録を、1kmあたりのペースと時速、樹立年、経過年数とともに一覧にしています。
| 種目 | 世界記録 | ペース /km | 樹立 | 経過 | 時速 |
|---|---|---|---|---|---|
| 100m | 9.58 | 1:36 /km | 2009 | 17 年 | 37.6 km/h |
| 200m | 19.19 | 1:36 /km | 2009 | 17 年 | 37.5 km/h |
| 400m | 43.03 | 1:48 /km | 2016 | 10 年 | 33.5 km/h |
| 800m | 1:40.91 | 2:06 /km | 2012 | 14 年 | 28.5 km/h |
| 1500m | 3:26.00 | 2:17 /km | 1998 | 28 年 | 26.2 km/h |
| 3000m | 7:17.55 | 2:26 /km | 2024 | 2 年 | 24.7 km/h |
| 5000m | 12:35.36 | 2:31 /km | 2020 | 6 年 | 23.8 km/h |
| 10000m | 26:11.00 | 2:37 /km | 2020 | 6 年 | 22.9 km/h |
| ハーフマラソン | 57:20 | 2:43 /km | 2026 | 0 年 | 22.1 km/h |
| マラソン | 1:59:30 | 2:50 /km | 2026 | 0 年 | 21.2 km/h |
ペースと時速は各種目の現行世界記録から算出しています。短距離は1kmあたりではマラソンよりはるかに速く、バーでその落ち込みが一目で分かります。
100m を基準とした速度の減衰
各種目の世界記録スピードを100m=100%として表示。男女差は短距離ほど大きく、距離が延びるほど縮まります——そのため女子の曲線はマラソンに向けて、より緩やかに落ちていきます。
世界記録が生まれた時代
全種目(男女)の世界記録更新を、10年ごとに数えたものです。記録が最も多く塗り替えられた時代が見えます——1980年代のピーク、静かだった2010年代、そして2020年代の再加速。
世界記録のみを対象としています。本サイトに収録した各世界記録の更新を数えています(方針により除外した古い手動計時の記録があるため、最初期の年代は実際よりやや少なく出ることがあります)。
現行世界記録を持つ国
これらの種目(男女)で、現行の世界記録を持つ国の数です。中長距離は東アフリカ勢が圧倒し、短距離はジャマイカとアメリカが占めています。
現行の世界記録保持者のみ(20系列=10種目×男女)。一部は現在は存在しない国の記録で(東ドイツ・チェコスロバキアなど)、当時の国名で表示しています。
ここまでは世界記録だけを見てきました。ここからは日本記録を重ね、各種目で日本が世界にどれだけ迫っているかを見ていきます。
日本記録は世界にどこまで迫っているか
各種目で、日本記録の速度を世界記録=100%として表した割合です(100%なら世界と互角)。単純なタイム差ではなく速度比にすることで、距離の長い種目と短い種目を同じ物差しで比べられます。
各種目の現行の世界記録・日本記録から算出しています。値が低いほど日本記録が世界記録から離れていることを示します。あくまで世界との距離を表すもので、達成可能性を示すものではありません。
世界に近い順ランキング
同じ速度比を、選んだ性別で世界に近い順に並べたものです。上にあるほど世界記録に肉薄し、下にあるほど離れています。
複数の記録を持つ選手
複数の種目で、同時に現行記録を保持している選手たちです。
- Usain Bolt100m · 200m
- Florence Griffith-Joyner100m · 200m
- Joshua Cheptegei5000m · 10000m
- Beatrice Chebet5000m · 10000m
- Nozomi Tanaka1500m · 3000m · 5000m
- Suguru Osako5000m · マラソン
- Hitomi Niiya10000m · ハーフマラソン
もし世界記録のペースでマラソンを走ったら
各種目の世界記録ペースを、もし42.195kmずっと維持できたら——というマラソン換算タイムです。100mのペースなら約1時間でゴールしてしまう計算になります。
あくまで空想上の換算です。短距離のペースをマラソンの距離まで維持することは現実には不可能で、短い種目がどれほど速いかを体感するための“遊び”です。実際の予測ではありません。