Data Lab

100mからマラソンまで、記録を横断して読み解きます——ペースと速度、記録が生まれた時代、日本と世界の距離、そして記録を持つ国と選手。

種目別の世界記録 — ペースと時速

各種目の現行世界記録を、1kmあたりのペースと時速、樹立年、経過年数とともに一覧にしています。

種目世界記録ペース /km樹立経過時速
100m9.581:36 /km200917
37.6 km/h
200m19.191:36 /km200917
37.5 km/h
400m43.031:48 /km201610
33.5 km/h
800m1:40.912:06 /km201214
28.5 km/h
1500m3:26.002:17 /km199828
26.2 km/h
3000m7:17.552:26 /km20242
24.7 km/h
5000m12:35.362:31 /km20206
23.8 km/h
10000m26:11.002:37 /km20206
22.9 km/h
ハーフマラソン57:202:43 /km20260
22.1 km/h
マラソン1:59:302:50 /km20260
21.2 km/h

ペースと時速は各種目の現行世界記録から算出しています。短距離は1kmあたりではマラソンよりはるかに速く、バーでその落ち込みが一目で分かります。

100m を基準とした速度の減衰

各種目の世界記録スピードを100m=100%として表示。男女差は短距離ほど大きく、距離が延びるほど縮まります——そのため女子の曲線はマラソンに向けて、より緩やかに落ちていきます。

世界記録が生まれた時代

全種目(男女)の世界記録更新を、10年ごとに数えたものです。記録が最も多く塗り替えられた時代が見えます——1980年代のピーク、静かだった2010年代、そして2020年代の再加速。

世界記録のみを対象としています。本サイトに収録した各世界記録の更新を数えています(方針により除外した古い手動計時の記録があるため、最初期の年代は実際よりやや少なく出ることがあります)。

現行世界記録を持つ国

これらの種目(男女)で、現行の世界記録を持つ国の数です。中長距離は東アフリカ勢が圧倒し、短距離はジャマイカとアメリカが占めています。

現行の世界記録保持者のみ(20系列=10種目×男女)。一部は現在は存在しない国の記録で(東ドイツ・チェコスロバキアなど)、当時の国名で表示しています。

ここからは日本 vs 世界

ここまでは世界記録だけを見てきました。ここからは日本記録を重ね、各種目で日本が世界にどれだけ迫っているかを見ていきます。

日本記録は世界にどこまで迫っているか

各種目で、日本記録の速度を世界記録=100%として表した割合です(100%なら世界と互角)。単純なタイム差ではなく速度比にすることで、距離の長い種目と短い種目を同じ物差しで比べられます。

各種目の現行の世界記録・日本記録から算出しています。値が低いほど日本記録が世界記録から離れていることを示します。あくまで世界との距離を表すもので、達成可能性を示すものではありません。

世界に近い順ランキング

同じ速度比を、選んだ性別で世界に近い順に並べたものです。上にあるほど世界記録に肉薄し、下にあるほど離れています。

記録を持つのは誰か

複数の記録を持つ選手

複数の種目で、同時に現行記録を保持している選手たちです。

世界記録
  • Usain Bolt100m · 200m
  • Florence Griffith-Joyner100m · 200m
  • Joshua Cheptegei5000m · 10000m
  • Beatrice Chebet5000m · 10000m
日本記録
  • Nozomi Tanaka1500m · 3000m · 5000m
  • Suguru Osako5000m · マラソン
  • Hitomi Niiya10000m · ハーフマラソン
おまけ

もし世界記録のペースでマラソンを走ったら

各種目の世界記録ペースを、もし42.195kmずっと維持できたら——というマラソン換算タイムです。100mのペースなら約1時間でゴールしてしまう計算になります。

あくまで空想上の換算です。短距離のペースをマラソンの距離まで維持することは現実には不可能で、短い種目がどれほど速いかを体感するための“遊び”です。実際の予測ではありません。